犬の散歩のしつけ方|愛犬と安全で楽しいお散歩を続けるための完全ガイド

犬にとって散歩は、運動・気分転換・社会化を兼ねたとても大切な時間です。しかし一方で、「引っ張りがひどい」「歩かない」「他の犬や人に吠える」「拾い食いをする」など、散歩に関する悩みを抱えている飼い主さんも少なくありません。実はこれらの問題の多くは、「散歩のしつけ」を正しく理解し、段階的に取り組むことで改善できます。この記事では、散歩の基本的な考え方から、具体的なしつけ方法、よくあるトラブルへの対処法までを、初心者の方にも分かりやすく解説します。
散歩のしつけが大切な理由

散歩は単なる運動ではありません。犬にとって散歩は、飼い主と一緒に行動する「社会生活の練習」の場でもあります。
散歩のしつけができていないと、以下のような問題が起こりやすくなります。
- リードを強く引っ張り、首や体に負担がかかる
- 車や自転車に飛び出すなど事故の危険がある
- 他人や他犬とのトラブルにつながる
- 飼い主が散歩を苦痛に感じてしまう
逆に、散歩のしつけができていると、犬は安心して外の世界を楽しめ、飼い主もリラックスして散歩ができるようになります。
リーダーウォークのやり方|引っ張らずに歩ける犬に育てる正しい練習法

リーダーウォークは、犬が飼い主の指示に従いながら散歩することを目指すトレーニング方法です。まず最初に、犬の注意を自身に向けることが重要です。リーダーウォークでは、犬が飼い主をリーダーと認識し、飼い主の指示に従うことが求められます。そのため、散歩前に犬の興奮を抑え、リーダーウォークに集中できる状態にすることが大切です。
次に、リーダーウォークの具体的な手順を紹介します。
リードを引っ張る事とリーダーの指示に従う事との関連付けを教える
まずは、犬にリーダーウォーク用の特別なハーネスやリードを装着します。このハーネスやリードは、犬の引っ張り行動を制御しやすくするために設計されています。そして、散歩中は犬がリードを引っ張ることを許さず、リードが緩んだ状態をキープするようにします。犬がリードを引っ張った場合には、立ち止まり、犬がリードを緩めるまで待ちます。その後、再び歩き出します。この繰り返しを通じて、犬にリードを引っ張る事とリーダーの指示に従う事との関連付けを教えることができます。
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報酬を与える
リーダーウォークにはコミュニケーションと報酬が重要な要素となります。犬がリーダーウォークで望ましい行動を取った場合には、声で褒めたり、おやつやお気に入りのおもちゃを与えるなどの報酬を与えましょう。これにより、犬はリーダーウォークが楽しくなることや飼い主からの賞賛を関連付けることができます。
リーダーウォークの具体的なやり方【5ステップ】
ステップ@ 正しい位置を教える
犬が飼い主の横(左右どちらでもOK)に来たら、優しく声をかけて褒めます。最初はおやつを使っても問題ありません。
ステップA 引っ張ったら止まる
犬がリードを引っ張った瞬間に、飼い主は無言で立ち止まります。引っ張り返したり、叱ったりする必要はありません。
ステップB リードが緩んだら再スタート
犬が振り返ったり、リードが緩んだら、静かに歩き出します。「引っ張ると進めない」「落ち着くと進める」ということを体で覚えさせます。
ステップC 落ち着いて歩けたら褒める
数歩でも落ち着いて歩けたら、声や態度でしっかり褒めましょう。この積み重ねがリーダーウォークの定着につながります。
ステップD 継続的なトレーニングと習慣化
リーダーウォークの効果を最大限に引き出すためには、継続的なトレーニングと習慣化が不可欠です。定期的なリーダーウォークの練習を行い、犬にとって正しい行動が自然な状態となるようにしましょう。
リーダーウォークは飼い主と犬の絆を深める素晴らしい機会でもあります。散歩は犬にとって重要な身体活動だけでなく、心の健康や社会性の向上にも寄与します。リーダーウォークを通じて、犬とのコミュニケーションや信頼関係を築きながら、より充実した散歩ライフを送ることができるでしょう。
散歩のしつけのポイントを解説

犬のしつけにおいて、散歩は非常に重要な活動です。正しくしつけられた散歩は、犬の身体と心の健康を促進し、飼い主との絆を深める機会となります。しかし、散歩中に問題行動が生じる場合や、リードの引っ張りや他の犬や人への過剰な反応が見られる場合もあります。ここでは、散歩のしつけのポイントについて解説します。
基本的な訓練
まずは、散歩の前段階として基本的な訓練を行うことも重要です。犬にとってリードは、飼い主とのコミュニケーション手段となるため、リードの使い方をしっかりと理解させましょう。犬がリードを引っ張る癖がある場合は、飼い主がリードを緩めるというアクションを取ることで、犬にリードの緊張を感じさせます。
行動パターンの改善
次に、散歩中の行動パターンの改善に取り組みましょう。例えば、他の犬や人に興奮しすぎて引っ張る場合は、飼い主が犬の注意を自身に向けさせるために、リードを引っ張るのではなく、飼い主の存在やおやつなどで注意を引く方法が有効です。また、散歩中に犬が他の犬や人に対して攻撃的な行動をとる場合は、訓練や社会化の必要性があります。
散歩時のマナーやルールを飼い主自身も守る
さらに、散歩時のマナーやルールを飼い主自身が守ることも大切です。リードを持つ際は、しっかりと握り、他の犬や人への衝突を避けるようにしましょう。また、公共の場では犬の行動に十分な配慮をして、他の人や動物に迷惑をかけないようにしてください。犬が他の犬や人に接触する際には、相手の同意を得るか、適切な距離を保つようにしましょう。また、散歩中に犬の排泄物が発生した場合は、迅速に処理することも重要です。公共の場では、周囲の清潔さを保つために、必ず犬の排泄物をポリ袋に包んで持ち帰りましょう。
散歩中によくある悩みと対処法

散歩中によくある悩みと対処法を紹介します。
歩かない・座り込む
特に子犬や小型犬に多い悩みです。無理に引っ張るのは逆効果なので、立ち止まり、声をかけて気持ちを切り替えましょう。散歩コースが長すぎる場合もあるため、最初は短時間から始めることが大切です。
吠える・飛びつく
他犬や人に吠える場合は、距離を取ることが第一です。吠えそうになったら方向転換し、落ち着いてから再挑戦します。吠えている最中に叱るより、「吠えずにいられた瞬間」をしっかり褒めることが改善への近道です。
拾い食いをする
拾い食いは命に関わる危険な行動です。日頃から「離せ」「ちょうだい」を練習し、散歩中も地面に集中しすぎている時は声をかけて意識を飼い主に戻しましょう。
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散歩・リーダーウォークチェックリスト
※当てはまる項目をチェックしながら読み進めてください。
【散歩前】準備・気持ちの切り替えチェック
- リードや首輪(ハーネス)を嫌がらずに装着できる
- 散歩前に興奮しすぎず、落ち着いていられる
- 玄関で「お座り」「待て」ができる
- 飼い主が先に外へ出ても飛び出さない
- 外へ出る合図を落ち着いて待てる
が 3個以下 → 散歩前の興奮コントロールが必要
が 4〜5個 → 良いスタートが切れています
【散歩中】リーダーウォーク基本チェック
- リードが常にピンと張らず、ゆるんでいる時間が多い
- 飼い主の歩くスピードに合わせられる
- 急に止まっても犬も止まれる
- 飼い主の横?少し後ろを意識して歩ける
- 引っ張った時に立ち止まると、犬が自分で戻ってくる
が 2個以下 → リーダーウォークの基礎練習から
が 3〜4個 → 練習を続ければ安定します
が 5個 → 理想的なリーダーウォークです
【引っ張り】行動チェック
- 前に進むために強く引っ張ることが少ない
- 匂いを嗅ぐ時も急にダッシュしない
- 行きたい方向へ無理に進もうとしない
- 引っ張ったら進めないことを理解している
- 飼い主が止まると意識を戻せる
が 0〜1個 → 引っ張り癖が強め
が 2〜3個 → 改善途中
が 4〜5個 → コントロール良好
【刺激への反応】他犬・人・音への対応チェック
- 他の犬を見ても落ち着いていられる
- 人が近くを通っても吠えない
- 自転車・車の音に過剰反応しない
- 興奮しそうな時に声かけで意識を戻せる
- 吠えずにやり過ごせた経験が増えている
が 2個以下 → 距離を取った練習が必要
が3〜4個 → 環境次第で安定
が5個 → 散歩中の社会性◎
【飼い主側】リーダーとしての関わりチェック
- 毎回同じルールで散歩している
- 引っ張られても感情的に叱らない
- 落ち着いて歩けた時にきちんと褒めている
- 犬の様子を見ながらペース調整できる
- 散歩を「しつけの時間」として意識できている
が3個以下 → 飼い主の関わりを見直すと改善しやすい
が4〜5個 → とても良いリードができています
【総合判定】あなたの散歩・リーダーウォークタイプ
チェックが少ない項目が多い場合
基礎から見直しタイプ
散歩前の落ち着き作りと「引っ張ったら止まる」を徹底しましょう。
チェックが半分程度の場合
成長途中タイプ
今のやり方を続けつつ、成功体験を増やすことが大切です。
チェックが多い場合
安定リーダーウォークタイプ
今後は環境が変わっても崩れない練習を意識しましょう。
チェックが少ない人向け|改善ポイント簡易ガイド
- 散歩前に必ず一度落ち着かせる
- 引っ張ったら「無言で止まる」を徹底
- 距離を取って成功しやすい環境で練習
- できた瞬間を見逃さず褒める
まとめ
散歩のしつけには時間と忍耐が必要です。一度の散歩で完璧な結果を求めるのではなく、継続的なトレーニングとポジティブな強化を行いましょう。犬が望ましくない行動をした場合には、厳しく叱るのではなく、代わりに望ましい行動をすることで褒めたりご褒美を与えることが大切です。
また、散歩は犬との絆を深める特別な時間でもあります。犬との散歩を楽しみながら行い、犬が快適に過ごせる環境を提供しましょう。散歩中には犬の好きな場所に立ち寄ったり、新しい刺激を与えることも良いでしょう。
散歩のしつけは、犬の健康と幸福に直結する重要な要素です。正しいしつけ方法を用いて、犬との散歩をより楽しい経験にしましょう。
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