犬の飛びつきのしつけ方|原因を理解し、安全で落ち着いた行動に導く完全ガイド

犬にとって飛びつきという行為は、喜びや友好の感情表現の場合があります。ですが、犬は友好の意思であっても、相手が必ずしも犬に友好的である訳ではありません。散歩中に誰彼かまわず飛びつくのはもちろんNGですし、来客があった場合に犬は歓迎のつもりでも、お客さんが犬嫌いでないとも限りません。なので、しっかりと飛びつきのしつけを行うことが大切です。本記事では、犬の飛びつきを改善するための効果的な方法と実践的なテクニックについて詳しく解説します。
犬の飛びつきの原因を特定する

飛びつき対策の第一歩は、なぜ飛びついているのか、その原因を特定することです。
興奮性の飛びつき
興奮性の飛びつきは、面白そうなものを見かけた時、散歩で刺激に晒された時など、過剰な興奮からくる飛びつきです。
興奮性の飛びつきへの対応は以下の通りです。
- 興奮を引き起こしやすい刺激を制限する。
- 興奮前のサインに早めに気づき、別の行動をさせる。
- 興奮した場合はすぐに落ち着かせる訓練をする。
- お気に入りのおもちゃなどで気を紛らわせる。
- 興奮が収まるまで刺激を避けさせる。
人間の興奮も犬に伝播するため、飼い主自身が冷静さを保つことが重要です。
注意要求の飛びつき
注意要求の飛びつきとは、飼い主の注意を引くために行う飛びつきの事です。寂しがっている時や遊びたい時などに起こりやすいです。
注意要求の飛びつきには以下の対処が有効です。
- 犬のサインを見逃さず、要求前に遊びで注意をそらす。
- 孤独感が原因なら、犬を1人にしない時間を増やす。
- 遊びやスキンシップで犬の欲求を満たす。
- 飛びつく直前に別の行動を要求し、応じたらご褒美を与える。
犬の気持ちに寄り添い、しっかりと愛情を与えることが大切です。
犬の飛びつきを防ぐための効果的なテクニック

飛びつきは、正しいしつけテクニックを使えば改善できます。それでは、犬の飛びつきを防ぐための効果的なテクニックを紹介します。
ポジティブリンフォースメントの活用
ポジティブリンフォースメントとは、「良い行動に対して褒めたり、認めたりすることでペットに望ましい行動を習慣化させる」しつけ方法です。飛びつかなかったときに褒めたり、ご褒美をあげることで、犬は望ましい行動を覚えます。一貫した褒め言葉やご褒美は、犬に飛びつかないことを関連づけさせる助けになります。
例えば、
- 飼い主に静かに近づいてきた時は褒める。
- ドアを開けた時に飛びつかなかったらご褒美をあげる。
- 他の犬と無関心だった時は褒めてやる。
などが有効です。
また、可能な限りすぐに褒めるのが効果的です。
基本的な指示語の訓練
「お座り」「待て」などの基本的な指示語を使って、犬に要求を伝える訓練を行います。これにより、犬は特定の指示に従って望ましい行動をとるようになります。
適切な社会化
犬が他の犬や人と適切に接することを学ぶ社会化訓練は、飛びつきの問題を予防するのに役立ちます。社交的な犬は興奮しにくく、他の犬や人に飛びつくことが少なくなります。
一貫性のある訓練
一貫したしつけを行い、犬に反復して繰り返し教えることが大切です。例えば、犬への号令は必ず一定の言葉で行います。叱る場合は「だめ」と決めたらそれ以外の「やめなさい」などの言葉は使わないようにします。
犬の飛びつきをやめさせるしつけ方法

飛びつかれたら「完全に無視」する
飛びついてきたときは、
- 視線を合わせない
- 声をかけない
- 触らない
- 押し返さない
を徹底します。
少し冷たいように感じるかもしれませんが、無視こそが最も効果的な対応です。
落ち着いた瞬間を逃さず褒める
犬が
- 四つ足で立つ
- 座る
- 飛びつくのをやめる
その瞬間に、「いい子」「お座りできたね」と優しく褒めます。
褒めるタイミングは数秒以内が理想です。
「お座り」を使った飛びつき防止トレーニング
飛びつき対策として非常に有効なのが、「お座り」を代替行動として教える方法です。
▼トレーニング手順
- 飼い主の前に犬が来たら「お座り」と指示
- お座りができたらすぐ褒める
- 撫でる・声をかけるのはお座り後のみ
これを繰り返すことで、犬は「飛びつくより、お座りの方が得」と学習します。
来客時の飛びつき対策
来客時は犬にとって興奮しやすい場面です。
▼事前準備が重要
- リードを付けておく
- サークルやクレートを活用する
- 事前に軽く運動させておく
▼来客時のポイント
- 飛びついたら来客にも無視してもらう
- 落ち着くまで視線・声かけを控える
- 落ち着いたら低い姿勢で静かに挨拶
訪問客にも事前に協力をお願いすることが成功の秘訣です。
散歩中の飛びつきへの対処法
散歩中に人や犬に飛びつく場合は、興奮レベルのコントロールが重要です。
- リードは短めに持つ
- 人や犬と距離を取る
- 落ち着いて歩けたら褒める
興奮しそうな場面では、「お座り」「待て」を使って一度気持ちをリセットさせましょう。
飛びつきのしつけでやってはいけないNG行動
以下の対応は逆効果になることが多いため注意が必要です。
- 大声で叱る
- 叩く・押し倒す
- 膝で突き返す
- 興奮したまま撫でる
これらは犬にとって「構ってもらえた」「遊んでもらえた」と誤解されやすく、行動を強化してしまいます。
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犬の飛びつきチェックリスト
当てはまる項目にチェックしてください。
▼日常生活での様子
- 飼い主が帰宅すると、毎回のように飛びついてくる
- 朝のあいさつや散歩前に興奮して飛びつく
- 構ってほしい時に前足をかけてくる
- 嬉しいとすぐに体全体で飛びついてくる
▼人に対する行動
- 家族以外の人にも飛びつくことがある
- 来客があると落ち着かず飛びついてしまう
- 子どもや高齢者にも飛びつこうとする
- 人の顔や手を舐めようとしてジャンプする
▼散歩・外出時の様子
- 散歩中に通行人に飛びつこうとする
- 犬よりも「人」に強く反応して飛びつく
- 興奮するとリードを引っ張りながら飛びつく
- ドッグランなどで人にまとわりついて飛びつく
▼しつけ・対応について
- 飛びついた時、つい撫でたり声をかけてしまう
- 飛びつきを叱ったり、大きな声を出したことがある
- 家族によって対応がバラバラになっている
- 「お座り」を使って落ち着かせられない
▼犬の性格・環境
- 興奮しやすく、切り替えが苦手
- 子犬の頃から飛びつきを許していた
- 留守番が苦手で、再会時に特に興奮する
- 運動量や刺激が足りていない気がする
チェック結果の目安
▼0〜3個
大きな問題はありません
→一時的な興奮や成長過程の可能性が高いです。今のうちに「飛びつかない挨拶」を教えておくと安心です。
▼4〜7個
軽度の飛びつき傾向あり
→日常対応の見直しと、「飛びついたら無視・落ち着いたら褒める」を徹底しましょう。
▼ 8〜12個
改善トレーニングが必要な段階
→飛びつきが習慣化している可能性があります。お座り・環境管理・家族全員の対応統一が重要です。
▼13個以上
専門的なサポートも検討を
→事故やトラブルにつながる恐れがあります。ドッグトレーナーや犬のしつけ教材の利用をおすすめです。
チェックが多かった方へ|改善の第一歩
- 飛びつき=無視
- 落ち着いた行動=褒める
- 興奮する前に「お座り」で切り替える
- 家族全員で対応を統一する
この4つを意識するだけでも、改善スピードは大きく変わります。
まとめ
犬の飛びつきを防ぐためには、飼い主と犬のコミュニケーションと信頼関係を築きながら、しつけを行うことが大切です。愛情と忍耐を持って、効果的なしつけを通じて、飼い主と犬の絆を深め、より良い関係を築くことができるでしょう。
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