お留守番が苦手な犬のためにできること |分離不安対策の基本と工夫

留守番する犬

「仕事に行こうとすると吠える」「外出した直後から遠吠えしてしまう」「留守中に物を壊す」など、お留守番が苦手な愛犬に悩みを抱える飼い主さんは少なくありません。これらの行動は、単なる“わがまま”ではなく、分離不安という不安状態が原因で起きていることが多くあります。本記事では、分離不安の基本的な仕組みから、今日からできる対策、さらに無理なく改善を進めるための工夫まで、飼い主さんが取り入れやすい形で解説します。

分離不安とは?

分離不安とは、飼い主と離れることに強いストレス・恐怖を感じ、その結果さまざまな問題行動として表れる状態を指します。原因としては以下のような要因が知られています。

 

  • 飼い主への依存が強すぎる
  • 常にべったりと行動している犬は、離れる経験が少なく、突然の単独時間に耐えられなくなります。

  • 過去の経験による不安
  • 捨てられた経験、長時間の独りの時間などがトラウマにつながるケースがあります。

  • 生活リズムの変化
  • 引っ越し、家族構成の変化、急な留守番時間の増加なども、精神的負荷となります。

 

分離不安を改善するためには、犬が「ひとりで過ごす時間=怖いものではない」と学習できるよう、段階を踏んだトレーニングが必要です。

分離不安対策の基本

今日から実践できる分離不安対策の基本をご紹介します。

 

外出時・帰宅時の「過剰な声かけ」を控える

外出前に「行ってくるからね!いい子にしていてね!」と興奮気味に声をかけたり、帰宅直後に大げさに褒めたりすると、犬は「飼い主の出入りは特別なイベント」と認識し、逆に不安を強めてしまいます。出入りはできるだけ静かに、淡々と行うようにしましょう。これだけでも犬の情緒が安定しやすくなります。

 

一人時間を「安全で快適」と感じられる環境づくり

お留守番のスペースは、犬が安心できる場所であることが大切です。以下の点を意識してみましょう。

  • クレートやサークルを活用する
  • お気に入りのベッドやブランケットを置く
  • 静かで落ち着ける場所を選ぶ
  • エアコンで温度・湿度を調整

 

特にクレートトレーニングは、犬が自ら“安心できる場所”に戻る習慣を作るため、分離不安対策と相性の良い方法です。

 

「短時間のお留守番」から段階的に慣らす

いきなり長時間のお留守番をさせると、犬は不安が強まり逆効果になることがあります。まずは 数分程度の外出(外に出たフリでもOK) を繰り返し、成功体験を積ませることが重要です。

 

例:

 

  1. 部屋から数秒だけ出る → 戻る
  2. 部屋を出て30秒 → 戻る
  3. 玄関を出て1分 → 戻る
  4. 近所を5分だけ歩いて戻る

 

というように「犬が不安を感じる前に戻る」のがポイントです。

 

適度な運動と精神的刺激

留守番前に十分な散歩や遊びを行い、エネルギーを発散させておくと、犬は落ち着いた状態で過ごしやすくなります。特に、運動+頭を使う刺激の組み合わせは非常に効果的です。

 

スマートカメラで様子を確認

近年は、ペットカメラでリアルタイムの状況を確認できるため、「どのタイミングで吠えるのか?」「どれくらいの時間で落ち着くのか?」など、改善ポイントを客観的に把握できます。

 

おすすめの見守りカメラ

おすすめの見守りカメラは、Furbo(ファーボ)ドッグカメラです。Furbo(ファーボ)ドッグカメラは、ただ映像を映すだけでなく、犬の行動を読み取って通知したり、おやつを飛ばしてコミュニケーションを取ったりと、多機能な見守りカメラとして高い評価を得ています。詳しくは、以下のページで解説しています。

Furbo(ファーボ)ドッグカメラを徹底解説|口コミ・使い方・メリット・注意点まで

分離不安を悪化させないための注意点

分離不安を悪化させないために以下の点を注意しましょう。

 

  • 罰を与えないこと
  • 留守中のいたずらに叱っても、犬は理由を理解できず、かえって不安が増します。

  • 急な長時間のお留守番は避ける
  • トレーニングの積み重ねが大切です。急激な変化は逆効果になります。

  • 甘えん坊な性格ほど「距離の練習」が必要
  • 家の中でも、別の部屋で過ごす練習を取り入れましょう。

それでも改善しない場合は?

犬の分離不安は程度に差が大きく、重度の場合はプロのトレーナーや獣医師のサポートを受ける必要があります。特に以下の行動がある場合は早めの相談をおすすめします。

 

  • パニック状態で吠え続ける
  • サークルを破壊しようとする
  • 飼い主の外出時に嘔吐・下痢が起きる
  • 過度の自傷行為

 

薬物療法と行動療法を組み合わせることで、改善が進むケースも多くあります。

まとめ

お留守番が苦手な犬は、「ひとりでいる=不安」という認識が強く、その不安が問題行動として表れます。しかし、

 

  • 静かな外出・帰宅
  • 快適な環境づくり
  • 段階的な練習

 

といった工夫を積み重ねれば、必ず“安心して待てる”状態に近づいていきます。愛犬のペースに合わせながら、無理なく進めることが最大のポイントです。今日から少しずつ、愛犬が落ち着いてお留守番できる時間を増やしていきましょう。

 

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